クリームファンデーション・リクイドファンデーションの場合
スポンジはできるだけ柔らかなきめ細かいものを選びます。よく見かけるスポンジは、縦横が9センチ×13センチ角型で、厚みが3センチの大きなものと、8センチ×10センチ、厚みが3センチのやや小さなものです。三角に切ったものもありますが、弾力がありすぎて使いにくい上、つるつるした部分が多く、ファンデーションがうまくつかないので、大きなものを切って使う方が良いでしょう。
パウダーファンデーション・ケークファンデーションの場合
パウダーファンデーションの場合は化粧品についているものを基準に少し大型のものを選びます。
ケークファンデーションは柔らかなものなら天然のきめ細かな海綿、固めのものなら、きめ細かなウレタンスポンジが使いやすいと思います。固さは、ケークの固さに合わせます。
スポンジが汚れたら
石鹸で洗うこともできますが、中性洗剤で洗って充分すすいでおく方が、持ちが良いようです。いつも清潔なものを使うよう心がけましょう。ファンデーションの色がしみ込んだものを使っている人がいますが、色が濁って美しいメイクアップはできません。
クリームタイプの化粧品用ブラシ
毛先を平らにそろえたフラットブラシと、習字用の筆のように丸くまとめて先端を尖らせたようなラウンドブラシがあり、太さもさまざまです。いずれも弾力があって柔らかな赤てんや、いたちの上質な毛を使ったものの方が、高価ですが長持ちしますし使いやすいのです。
パウダータイプのアイシャドウ用ブラシ
これも、赤てんやいたちが良いのですが、どんなつけ方をするかによって、材質と形を選びます。
ただ、ほんのりとふわっとした感じにつけたいときは、ポニー(こうま)が便利です。ある程度はっきり筋をたてたり、強い筆使いでぼかしたい場合は、赤てんやいたちが良いでしょう。
チークカラー用ブラシ
肌触りを気にしなければ、ゴート(やぎ)の毛で充分です。肌触りの良さはなんといってもリスですが、この場合は、できるだけ筆に乗せる量を減らし、少しずつつけないと、場合によっては部分的に濃くついてむらになりやすいのです。この理由は、リスの毛は化粧品の含みが良いうえに離れもよく、皮膚に触れるとすぐ化粧品が毛から離れるためです。
ポニーも肌触りは良いのですがコシが弱いものが多いので、ほかのコシの強い毛を混ぜたものが使いやすいようです。